2024年5月にノボシビルスクで開催された「日本フェスティバル」に参加するため、訪問団は4年ぶりにノボシビルスクを訪問しました。
日本フェスティバルは「シベリアにおける日本の春」という呼称もあります。
今回のフェスティバルのテーマは「書道と着物」です。
札幌市の書道家長谷川悠貴氏がシベリア北海道センターのホールとパベーダ劇場のギャラリーで「書道展」を開催しました。
理事長が着物を着て「万葉仮名セミナー」とワークショップを受け持ち、開会式では挨拶と着物トークセッションに参加しました。
同行した会員の方も、日本語教室にゲスト参加したり、市民のみなさんとの交流を積極的に行ってくださいました。
ノボシビルスク市立観光姉妹都市「シベリア北海道センター」の館長ジェルジャビッツ・ウラジーミル氏にご挨拶。
前夜祭
シベリア北海道センターにて
* 長谷川悠貴氏の書道展とトークセッション、ワークショップとサイン会
作品のテーマは「風」
いろいろな風があります。
強い風、やわらかい風、さわやかな風、湿った風。
桜の花びらを揺らす風、極寒時のほおをたたく風、浜辺の波を揺らす風。
みなさんは作品からどんな風を感じとりますか?
真剣にセミナーを聴いている市民のみなさん。
質問もたくさんあり、会場は熱気につつまれていました。
サイン会は行列。
* 理事長による「万葉仮名セミナー」
日本語には3種類の文字があること、ひらがなとカタカナはどうやってできたかをお話しました。
ワークショップは、みなさんのお名前を「万葉仮名」で書くことにチャレンジしました。
日本フェスティバル開会式
会場はノボシビルスク中心部にある超有名な「パベーダ劇場(映画館)」です。
いつも興味深いイベントが開催されており、たくさんの人が出入りしていました。
開会式のプログラム
会場にて
ノボシビルスク市文化局代表 挨拶
NPO法人札幌ノボシビルスク協会理事長 挨拶
在ロシア日本大使館代表 挨拶
着物についてのトークセッション
映画上映「辻が花・久保田一竹」
ギャラリーにて
書道サークル「遊楽書」のパフォーマンス
書道家長谷川悠貴氏 挨拶
着物収集家タマーラ女史 挨拶
展覧会に来てくださった市民のみなさんと作品鑑賞したり、写真を撮ったり雑談したり楽しい時間を過ごしました。
書道サークル「遊楽書」による書道パフォーマンス
会場にはたくさんの方が足を運んでいただき、9割近くの席がうまりました。
こんなにも、日本に興味を持ってくれている人達がいること、大変うれしく感動いたしました。
ノボシビルスク在住の着物収集家であるタマーラ女史のコレクションを展示し、書道作品とのコラボも実現しました。
ワークショップ
前夜祭、開会式と2日間が終わり、3日目は北海道シベリアセンターで3つのワークショップを行いました。
* 書道ワークショップ
* 万葉仮名セミナーとワークショップ
* 折り紙ワークショップ
あとがき
4年ぶりに訪問したノボシビルスク。
みなさん笑顔であたたかく迎えてくれました。
日本語を学んでいる市民のみなさん、大学生や高校生たちが緊張しながらもコミュニケーションをとってくれました。
久々の日本人との会話を楽しんでくれました。
日本フェスティバルの開会式にはノボシビルスク市のみなさんだけではなく、シベリア各地からも参加いただき、シベリアにおける日本文化の大きなイベントと成長したことを実感しました。
私達の活動が評価され、理事長は在ロシア日本大使より感謝状をいただきました。
ありがたき幸せです。
これからも両国の市民のみなさんをつなぐ交流を続け、友好関係増進に努めていく所存です。
今まで築いてきた絆をこれからも、これからもずぅーと大切にしていきます。
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