毎年開催されている日本フェスティバルに参加するため訪問団はノボシビルスクを訪問しました。
今年は札幌市とノボシビルスク市の姉妹都市提携35周年になります。
日本フェスティバルは「シベリアにおける日本の春」という呼称もあります。
こちらは現地で作成されたポスターです。
今回のフェスティバルの内容は、日本画展示会とワークショップ、日本文化セミナー「吉祥文様」です。
札幌市の日本画家坂田和嘉子(さかたわかこ)先生がシベリア北海道センターのホールで個展を開催、その後ワークショップを行いました。
理事長が「吉祥文様」のセミナーを担当しました。
同行した会員の方も、日本語教室にゲスト参加したり、市民のみなさんとの交流を積極的に行ってくださいました。
開会式
シベリア北海道センターにて
※ノボシビルスク在住の音楽家スタニスラフ氏のコンサート
※シベリア北海道センター副館長ミロノワ・リュドミーラさんの挨拶
「姉妹都市提携35周年おめでとう」と呼びかけると、会場から「ウラー(万歳)」の歓声があがりました。
※NPO法人札幌ノボシビルスク協会の理事長の挨拶
今まで両市のたくさんの方が信頼と友情を育んできました。
これからもより一層強い絆を築いていきたいと思います、と挨拶
※坂田和嘉子さんの挨拶
ノボシビルスク鉄道駅の駅舎をイメージした着物を着て、ロシアで個展が開催できて大変うれしいです、日本の文化に親しんでいただけるとうれしいです、と挨拶
日本画展示会と作品解説、サイン会
吉祥文様セミナー
吉祥文様とは何か?
吉祥文様が描かれた着物を会場に展示し、それぞれについて意味を解説しました。
代表的な文様は「松」「竹」「梅」
アニメのキャラクター、鬼滅の刃の炭治郎と禰豆子が身につけている着物の文様にはどんな意味があるかなどを解説すると、みなさん興味深くきいてくれました。
最後に少し難しい話として「留守文様」について解説しました。
着ている着物の文様は「菊と流水」で、近くで見てもらうために会場を歩きながら質疑応答をしました。
この着物は、能の演目にもなっている「菊慈童」の物語を暗示している着物です。
日本画ワークショップ
日本画の歴史や特徴、西洋画との違いについて解説したあと、参加者のみなさんは色紙に桜の絵を描きました。
岩絵の具の使い方を習い、下書きされた桜の絵に色を付けていきます。
工程ごとによく乾かすのがポイントです。
みなさん大変上手に描いていて、個性が光っていました。
日本語学習者達との交流
日本から訪問団が来る!
たくさんお話したい!
日本語を練習しよう!
モチベーションが上がった日本語学習者達は、街の案内をしてくれたり、観光地について説明してくれたり、ガイドブックに載ってないマニアックな解説をしてくれたりと頑張ってくれました。
あとがき
年に1回の貴重なイベントに共催できたことをうれしく思います。
現地のみなさんの温かいおもてなしに感謝の気持ちでいっぱいです。
日本フェスティバルにはノボシビルスク市民だけではなく、シベリア各地からわざわざ来てくれた方もたくさんいることに驚きました。
日本語を学んでいる人、日本文化に興味のある人、アニメや漫画か好きな人、日本をもっと知りたい人、いろんな方と交流できました。
これからの両国の市民のみなさんをつなぐ交流を続け、友好関係増進に努めていく所存です。
今まで築いてきた絆をこれからもずっと大切につなげていきます。
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